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「ルフィ事件」に見る防犯の現状と課題【前編】

カテゴリー:賃貸 2023年7月5日

連日注目を集める「ルフィ事件」。在宅ワークによる留守時間減少で防犯意識が高まってきた中での事件に驚きを隠せません。
昨年から全国で相次いだ広域強盗事件。ルフィと名乗る人物がSNSを使い募集した実行犯が複数人で民家に侵入し、金品を奪い去る事件が50件以上発生しました。
首謀犯と見られる4人が逮捕されましたが、いまだ不安がぬぐえません。


不在時を狙う空き巣は、建物の奥から侵入する傾向があります。
一方で、組織犯罪の場合は手前側面からの侵入が多く、実行犯が素人であるケースがほとんど。実行犯は指示役からターゲットの住所のみを伝えられ、どのような手を使ってでも侵入を試みます。


それゆえに怖さがあり、感情が高ぶれば危害を加えられる可能性もあります。

 

そんな組織犯罪も新しい家づくりの形にはめっぽう弱く、現在の住まいは、土地の境界線をあえてあいまいにする「オープン外構」で、光を取り込む家づくりが流行っています。


実は組織犯罪に対してオープン外構は有効であり、視認性の良さが在宅時の防犯レベルを高めるとされています。
短絡的な組織犯罪に対しては、家自体を周りから監視されやすい環境にするのが有効でしょう。


また、時代の変化と共に、犯罪の機会を狙う者が必ず出てきます。


巣ごもり需要を利用して、宅配員を装った強盗事件が台頭し、人々を不安に陥れているのが現状。
どれだけセキュリティが強化された住宅であろうと、内部への侵入を許してしまえば、あとは犯人のペースで犯行が行われてしまいます。


組織犯罪における在宅防犯への対応が、現代の住まいの防犯における課題です。

 

 

 

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