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繁忙期総括!学生の動向について

カテゴリー:賃貸 2024年7月2日

今年は新型コロナによる影響も少なく、例年の動きに戻りつつある繁忙期となりました。


オンライン授業もほとんどなくなり、県外の方の流入が回復したことによるお部屋探しの必要性が上がってきたことが影響しているように感じました。
ただ、今年は新築の食事付き学生寮ができ、年始に発生した能登半島地震などによる自然災害にも例年以上に関心が高まり、立地を気にされるお客様が多くなった年だったように感じました。



■賃料 > 交通費 リアルな市場の声


全国賃貸住宅新聞社による不動産会社への調査では、法人・一般の成約状況が「よかった」と答えた不動産会社が30%を超えた一方、学生については「よくなかった」と回答した会社が「よかった」と回答した会社を上回る結果となり、学生の市況は厳しい結果となりました。


その要因として、家賃の上昇はもとより、授業がリモートと対面の両方で進めている大学があることなども影響しているようです。


また、県外から私立の大学に通わせ一人暮らしをさせることが経済的に難しいという市場の声も多く、賃料よりも交通費のほうが安いため、電車で通学可能な学生は自宅通学を選択するケースが増加していることが推測されます。

 

■設備の重要性について


年々設備に関するご要望も増えてきており、今年も「モニター付きインターホン」「温水洗浄便座」「インターネット無料」「室内洗濯機置場」は当たり前のように条件として挙がっています。


さらに、今年も「独立洗面化粧台」を希望される方が増えているようでした。
求められるグレードも上がってきていますが、なかなか全てのご要望を叶えることは難しいケースが多いため、譲れる条件を聞き取りながらの接客をすることもありました。 
また、今年は特に「IHコンロを置きたい」といったご要望が多く、お子様の火の不始末を心配される親御様が多かったように感じました。
設備投資の際にガスコンロの設置を悩まれているオーナー様がおられましたら、IHコンロの設置も併せてご検討ください。

 

■今年もデザインリフォーム物件が好調


近年はネットの影響もあり、設備はもちろんのこと、お部屋のデザイン性を重視する方が増えています。


その証拠にデザインリフォームを導入しているお部屋の成約率は今年も高く、目を引くお部屋作りの重要性を強く感じます。
通常のリフォームより費用はかかりますが、入居率の向上、賃料アップに繋がる一つの案として、ぜひデザインリフォームをご検討いただきたいと思います。

 

■全体の市場の動きについて


年々、合格前予約などを利用してお部屋を探される方が多くなっており、以前は合格前予約をしていなかった不動産会社でも合格前予約の受付を始めるなど、学生さんの囲い込みが激化しております。
それにより年明けから早めに動く方も増加し、余裕を持ったお部屋探しをされる方が増えております。
そのため、以前のような受験日当日に込み合うことが少なくなっております。

 

◎近年は物価上昇による光熱費(水道料)などの見直しも含めて、オーナー様の負担が少なくなるようなご提案も行なって参りたいと思います。また、一件でも多く成約に繋がるよう、お客様にご来店していただきやすい店舗造りに力を入れて頑張って参ります。
(平和通支店 真鍋 公佑)

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