
今年は昨年の土砂災害の影響もあり、自然災害への関心が高く、例年よりも立地を気にされるお客様が多くなった印象が強く、その中でも特に緑町エリアを中心に苦戦した繁忙期となりました。
ただ、2026年2月27日までには松山城下の復旧工事が完了する予定のため、少しでも風評被害の緩和に繋がることを期待したいと思います。
地元志向の傾向
近年、不景気の影響や物価高騰といった新たな要因も相まって、地元の大学に通う「地元志向」の方が年々増加しています。
そういった中でも、近年は新たに学部を新設する学校も増えてきていることもあり、お部屋探しの需要は少しずつ高まっています。
少しでも入居率の向上に繋げるためにも、築年数に応じた賃料帯の見直しや、新たな設備の導入などを検討することをオススメします。
デザインリフォーム物件が好調
初めての一人暮らしに「少しでも他と違うオシャレなお部屋に住みたい」といったご要望の学生さんは多く、ネットからデザインリフォーム物件を名指しでお問合せされる方も多い印象です。
今年もデザインリフォームをしたお部屋を中心に反響も多く、通常のリフォームより費用はかかりますが、入居率の向上や賃料アップに繋がる案として、ぜひご検討ください。

設備面について
今年も前年同様で設備に関するご要望も増えており、「モニター付きインターホン」「温水洗浄便座」「インターネット無料」「室内洗濯機置場」は当たり前の条件としてあがっています。
さらに、今年も「独立洗面化粧台」を希望される方が一定数おり、年々求められるグレードが上がってきているのが実情になります。

IHコンロ
近年多く親御様からのご要望としてご質問頂くのが「IHコンロを置きたい」といったご要望と「マグネットが付く素材かどうか」といった入居してからの生活をイメージする中でのご質問が多くなってきています。
マグネットでお風呂場やキッチン部分などに設置できる商品が増えたことによる質問の増加かと推察されます。
設備投資の際にはIHコンロの設置やマグネット対応可能な素材での設備も併せてご検討ください。
無料インターネット
また、入居されるお子様からのご質問として、無料インターネットの通信速度などに関する質問も多く、オンラインゲームの普及などにより、通信速度を気にされる方が多くなっていることが考えられます。
まだまだ高速インターネットを導入している建物も少ないため、他との差別化をはかるには有効な設備と考えられます。
近年は家具家電付きなどの物件も多くなってきており、金額面の割引よりも引越し時の作業の手間が省ける物件を希望される方が増えてきております。
一件でも多く成約に繋がるよう、時代のニーズにあった情報発信やご提案をオーナー様にできるよう今後も力を入れて頑張って参ります。
(平和通支店 真鍋 公佑)