今回は年8月7日に基準整備に着手した「既存住宅長期優良住宅認定制度」について、ご説明いたします。

 

◆長期優良住宅認定制度◆

　2009年6月施行の「長期優良住宅の普及に促進に関する法律」を根拠とし、

　劣化対策、耐震性、維持管理・更新の容易、可変性、バリアフリー性、省エネ性の基準の他

　居住環境や維持保全計画などについても、

　一定の水準を満たした認定住宅には税制優遇があります。

　※現在は新築住宅のみが対象。

 

 

 

◆既存（中古）住宅の長期優良住宅認定制度◆

　国土交通省は、良質な住宅ストックの形成を目的に、既存（中古）住宅の長期優良住宅化のための基準整備に着手。

　新築住宅の認定基準をベースに「耐震性」「省エネ性」「劣化対策」「維持管理」を中心に

　基準を定める方針。

 

　9月26日より13,14年度の2カ年に渡って「中古住宅市場活性化ラウンドテーブル」が開かれる予定。

　中古住宅市場の活性化や拡大に向けた基本的方向や取組み課題を共有することを目的としている。

　これまでの木造戸建ては20年で価値ゼロという建物評価の常識の改善を目指し、

　新たな建物評価手法の策定に当たっての改善点、

　リフォームなどによる建物価値の向上を新たな建物評価手法に反映させる方法、

　インスペクション（建物調査）の活用などの内容について意見交換が行われた。

 

 

 

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