入居者さんが退去する時に、「とても楽しい松山での学生生活だったな」 と思ってもらいたい。
■物件所有の経緯と命名の由来
ガーデンコーポ清水は元々私の父が所有していた物件で、2009年に父が亡くなったのをきっかけに私が相続することになりました。
父は1948年から2000年まで松山市大街道で衣料品店を営んでいて、父が亡くなった時は賃貸物件等複数の不動産を所有していました。
その中から私がガーデンコーポ清水を選んだのは、私が物件の命名に携わったからです。
この物件を建てる前、東京にいた私のところに父から電話があり、物件名についての相談がありました。学生さん専用の物件ということだったので、「平凡であっても明るくてはっきりした名前がいい」と思い、候補として「『ガーデンコート清水』はどう?」と伝えました。しかし、完成した物件を見に行くとなぜか「ガーデンコーポ清水」になっていましたが(笑)。だから名付け親としての愛着はすごくあります。
■愛媛建物との縁 管理については父の代からずっと愛媛建物さんにお願いしています。ガーデンコーポ清水の他、不動産に関することはほとんど愛媛建物さんにお願いしてきました。父が信頼をおいて、一緒にお仕事をさせていただいた愛媛建物さんとのご縁を、私も大切にしたいと思っています。
■物件への想い
ガーデンコーポ清水は学生専用の物件ですので、設計の際に父が防犯面を考慮し、1階の床の高さを上げ、実質中2階の高さにするなど、学生さんのことを思って建てた建物です。また、私自身も若くて将来のある学生さんに住んでいただけることが嬉しい。時々、主人と一緒に物件を見に行って掃き掃除をしていると、入居者さんと会うことがありますが、大抵学生さんの方から挨拶をしてくれます。本当にいい方ばかりなので感心しています。
私はガーデンコーポ清水を、学生さんが帰ってきた時にホッとするような場所にしたいと思っています。そして入居者の学生さんが学校を卒業して退去する時に、「とても楽しい松山での学生生活だったな」と思ってもらいたいのです。だから定期清掃もしっかり入れて、いつも清潔で明るい状態になるように心掛けています。
■賃貸経営から学んだこと
私は父からの相続という形で賃貸経営をすることになりました。学生専用物件ですので、多くの方が2年ないし4年で退去されます。だから毎年11月頃になると「ああ、今年も始まるな」と気が引き締まります(笑)。丹課長さんに相談して退去予定者の人数と時期を把握し、どういった対策を立てるかを話し合います。
相続した当初は何もわからない状態でしたが、いろんなことを勉強しつつ、今も担当して下さる方々に様々なアドバイスを頂きながら試行錯誤の繰り返しです。その過程で自分の知らないことを学ぶことができ、多くの人たちとの出会いがあり、私の世界はとても広がりました。本当にありがたいことです。
キレイに保たれたエントランス。防犯のため1階の高さを少し上げている。